6月定例会閉会

本日、平成26年第3回庄原市議会定例会が閉会いたしました。
最終日の今日は、一般会計補正予算が原案可決しました。
一般会計補正予算では、6名の議員より修正案が提案されましたが、13人対6人で修正案は否決され
原案では、15人賛成、4人反対で賛成多数により可決されました。

修正案は、「東城のチップボイラーのペレット仕様変更」の中止を求めるものでした。
主な内容は次の通りです。
①乾燥チップは岡山県真庭市で安価で購入出来る。
②庄原市内にも乾燥チップを製造販売している業者がある。
③木の駅プロジェクトで集めた材を使って地元産材の乾燥チップを使用する事で経済循環が加速する。
④経費面でも、ペレットにすると燃料費が年間180万円の減となるが、乾燥チップであれば500万~750万の減となる。
以上の点について説明が行われました。

「逆もまた真なり」と言える提案だと思いますが、今回私は次の点から原案賛成の選択をしました。
①真庭で販売されている乾燥チップは安価だが、本市の林業振興を考慮した場合、現在稼働している庄原さとやまペレットの利用促進のためにも本市内でサイクルする方が良い。
②現段階では庄原市内には、33%以下の含水率の乾燥チップを安定的に供給できる事業者が無い。
③市民提案の「木の駅プロジェクト」と今回の件を同時に検討していく場合、木の駅プロジェクト自体の展開が停滞する事が予想される事。
④庄原さとやまペレットの今後の経営安定化は、本市にとって大きなメリットとなりうる。
④東城温泉では以前木質チップを燃料としてボイラーを稼働していたが、乾燥率が安定していないとボイラーとして能力を発揮できない。

賛否はいろいろとあると思います。
木質バイオマスプラント利活用も事業継承困難との結果が出ました。
本当に残念な事ですが、庄原市の林業振興はこの数年間停滞しているのです。
しかし、事業継承が困難となった今は一刻も早く、再び林業振興のスタートラインに戻る事が重要だと考えます。

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