議員定数及び議員報酬調査特別委員会

ずいぶんと遅くなりましたが・・・
新年明けましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。

新年明けてすぐに能登半島では大変な災害が襲い掛かり、多くの方が犠牲となられた方に心よりご冥福をお祈りするとともに、未だに避難所生活を強いられている皆様にお見舞いを申し上げます。
復興にはまだまだ時間が必要となりますが、一日も早く普段の生活に戻られます事をお祈り申し上げます。
近代、これだけの技術が発展しても自然災害に対して完全に被害を避ける事が出来ない事にとても悔しく思います。地球が誕生して46億年。人類が誕生して40万年~25万年とも言われています。その間、自然災害をくり返し、そのたびに多くの方が犠牲となり、そして学び、対策を繰り返してきた人類ですが、自然災害の脅威にはかないません。せめて、被害を最小限に抑え、中でも人災を防ぐことが重要です。そのための技術発展に期待をしたいと思います。

さて、令和4年から設置されている「議員定数および議員報酬調査特別委員会」が現在まで第20回の会議を行ってきました。
議員定数については、現段階では
1.20名現状維持
2.1名削減の19名
3.2名削減の18名

の3つに絞り込まれています。

これから委員会としての結論をまとめて行かなければならないのですが、議員それぞれが様々な思いがあり、委員会の全会一致にまとめる事は困難であると感じています。

現時点での私個人の意見を皆さまに御伝えしておきたいと思います。
私は、2番の「1名削減の議員定数19名」を提案していきたいと考えています。※あくまで個人的な意見です。

これまで、人口、面積、財政状況、他自治体との比較など様々な視点から検討を重ねてきました。
その中で、市民の方へのアンケート実施や、市民と語る会等で市民の方の意見もお聞かせ頂いています。

議論をすすめる中で、まず議会の在り方について協議をしてきました。
まず定数ありきの議論をするのではなく、今なぜ20名なのか? 市民のための議会運営をするにはどういう構成になれば良いのか?
まずはそこを中心に議論をすすめました。そこで委員全員の共通認識として
◎現在の3常任委員会は維持すべきである。
 ※執行者が取り組んでいる事業数は年々増加傾向にあり、予算規模も10年前とほぼ同じである事から本来の議会の目的を果たすためにも3常任は維持すべきである。
◎委員会の構成メンバーは最低6名とすべきである。
 ※一般的に熟議を重ねるためには、6名から8名の構成が適切であると言われている。
◎議長は、いずれの常任委員会には所属すべきではない。

この3点については、委員全員の共通認識として定める事にした。

情報収集、検討を重ねる中で、19名案に至っているのは次の様な思いからです。

◎面積は広いが、可住地面積は全体面積のわずか14%程度である事。
 ※面積が広いという理由はそれほど重要ではない。
◎市独自財源が乏しい中、議会も最小構成数で組織するべきである事。
 ※6名×3常任委員会・・・18名プラス議長で19名。

ただし、人口を3万人を切った場合には、議会構成を含め大幅な議員定数の削減も検討しなければならないと考えています。

それぞれの委員の意見については、庄原市議会のYOUTUBEでご確認頂ければと思います。
第20回議員定数及び議員報酬調査特別委員会の様子はこちらから
みんなの声が小さいのか、私の声が大きいのか・・・私の声ははっきりと聞こえます。ビデオマイクの方向の関係もあるのかも知れません。

報酬については、委員会では原価方式という算出方法を採用する事となりました。
簡単に言うと、市長の活動と議員の活動を比較して、市長の報酬と比例によって議員報酬を定めるという算出方法です。
議員の報酬についてはこれといった定めが無いのが実情です。
人口の多い市では、議員報酬月額90万円というところもあります。これは庄原市長よりも多い事になります。
ちなみに現在庄原市議会議員は県内最低の、325,000円です。
これが多いか少ないかを議論するので無く、対価としての根拠を示すことが重要であると考えています。
報酬については最終的には、市によって報酬審議会を設置してもらい、そこでの決定となる予定です。

定数については、3月議会ではある程度の方向性がでる予定です。
これからの将来、庄原市議会を運営していく若い世代にも興味を持って頂く、希望と魅力ある議会運営となるよう結論を導き出していきたいと思っています。

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