企画建設常任委員会
月曜日の本会議が終了後、企画建設常任委員会が開催されました。
今回の審議内容は2点。
まず、本定例会に提出された東城中央運動公園の階段の修復についての要望書と、昨年提出された林業作業道に関する助成についての請願の審議を行いました。
東城中央運動公園の階段についての内容は、駐車場からグラウンドにあがる階段が急勾配かつ階段幅が狭いため、昇降の際危険なので修繕および手すりを設置されたいとの要望書です。提出者は東城グラウンドゴルフ協会です。
まず執行者の説明によると、その階段は都市公園法に基づく現在の企画およびバリアフリー法(平成18年施行)に適合していないとの事。法の施行以降の施設においてはバリアフリー法に基づく建設がされているため問題無いが、平成18年以前に建てられた施設に対しては現在の法に適合しないものもある。今回の階段についてはそれである。ただし、法施行以前に建てられた施設に関して、現在の法に適合しない箇所については改修の努力義務を課されているとの事でした。これをふまえ、今年度その他の現代法に適さない該当箇所全体の把握、その他修繕箇所を全体的に把握し、平成29年度に改善する方向で検討しているとの事でした。
委員の中からは様々な意見が出ましたが、今回は要望書についての審議でしたので、今後の予定について命の危険性のある階段について優先的に進める事を確認して要望書については聞き置くとの事になりました。
東城中央運動公園は、災害時の避難場所にも指定されており、さらに、東城地域のドクターヘリのヘリポートとしても利用されています。そういう視点からも危険箇所については対処していかなければいけません。
東城中央運動公園を管理している「ニュー東城」を通じて、さらにはその他の利用者からの要望などを体育協会等でまとめて、今後の東城中央運動公園の活用に至るまでの全体的かつ長期的な視点のものであった方が、より東城地域の発展に繋がるものと感じました。
林業作業道に関する請願については、もともと請願の趣旨が、これまで国の助成制度があったが平成27年度で制度事業が終了するため、庄原市に現在ある制度の要項を変えて対応してほしいというものでした。しかし、国の助成制度が平成28年度からも多少の事業内容の変更があるものの継続される事が決定したため、現時点においては請願者の目的は達するため、今回の請願については不採択と決しました。しかしながら、趣意としては、本市の林業振興に対する要望とも言える物でしたので、引き続き林業振興についての課題解決に向けて取り組んでいきたいと思います。