グリーンプレジール社による調整運転見学

久々にブログを更新いたします。
まだ未完成のページではありますが、今後は適時更新を行っていきたいと思いますのであらためてよろしくお願いいたします。

本日午後13:30より、議員とマスコミを対象にした、工業団地にある「木質バイオマスプラント工場」で行われているグリーンプレジール社による調整運転の見学に行って来ました。

この工場は、平成19年に庄原市が「木質バイオマス関連事業の推進に関する協定書」を締結し、市が国の交付金を受けて、「(株)ジュオン」と「グリーンケミカル(株)」に補助金5億円を交付し事業を推進してきた事業の舞台となった所です。

平成22年に、プラント整備の主体であるグリーンケミカルの関連会社(株)ジュオンが営業停止し、その後(株)ジュオンと子会社の(株)コスモエースが破産申立をし、グリーンケミカル(株)のプラント事業も停止しました。
平成23年には、グリーンケミカル(株)が補助金を不正に受給していた疑いがあるとして、庄原市は平成24年1月に、(株)ジュオンならびにコスモエース(株)の代表取締役西本徹郎氏と、グリーンケミカル(株)代表取締役西本清宏氏を詐欺および補助金等に係る予算の執行に関する適正化に関する法律第29条違反として西本両氏を告訴しました。平成26年3月5日に西本両氏の実刑が確定しました。

庄原市の工業団地には工場と、正式な稼働をしたことの無い機械設備が残されました。その機械が本当に利用価値があるのか無いのか、その確認の為に、グリーンプレジール社が昨年12月より調整運転を行ってるところです。

グリーンプレジール社によると、工場にある「微粉砕処理設備」は大変貴重な機械で、日本にも他にはない、木粉を「50ミクロン」まで粉砕出来る機械との事。その性能が充分に発揮できるかどうかで、今後の事業展開を期待できるとの事。

そこまで粉砕をした木粉を何に使うのかと言うと、プロピレン(簡単に言うとプラスチック)とその木粉を混ぜて、日用品や雑貨品に使える新素材WPC(ウッド・プラスチック・コンビネーション)を開発しようとしているのです。現在WPCは、微粉砕設備の能力的な問題で150ミクロンの木粉を混ぜ合わせた物が一般的で、そのものに強度を持たせるには、堅い素材(WPC)しか出来ないとの事。しかし50ミクロンの木粉を混ぜ合わせると、柔軟な素材(WPC)を作る事が出来るため、様々な使用用途に対応する事ができるとの事。

木質バイオマス事業は補助金不正受給という不幸な経緯をたどっていますが、庄原市は平成18年に策定した「みどりの環経済戦略ビジョン」に基づいた、豊富な森林資源の活用を推進していかなければならないと考えます。

現在、木質バイオマス事業については「国への補助金返還について」が良く話になります。

庄原市が事業中止を決断した場合、補助事業の廃止となることから国に補助金の全額約4億5千万円(未確定)を返還しなければなりません。しかし事業継承をする事になれば、補助金不正受給に対する不適正な額約2億1千万円(未確定)を返還しなければなりません。補助金返還という言葉が前面に出てきますが、庄原市の「木質バイオマス活用プロジェクト」は継続されています。それならば、現段階では事業継承の道を模索する事は大変重要だと思います。

今回、グリーンプレジール社が調整運転をしている機械設備が、庄原市の森林資源活用になるならば今後の事業展開も庄原市としてのメリットがあるか否かをしっかりと検討、議論ををすすめて行かなかればならないと思います。

調整運転は6月6日までの期間で行われます。
先月行われた議員全員協議会での木山市長の話では、「6月6日までの調整運転の結果を見て、今後の方向性を見いだす」との事でした。

事業継承、事業中止、いずれにしても庄原市面積の8割を占めている森林10万ヘクタールの資源有効活用策は必ず見いださなければならない重要な課題です。再生可能エネルギー、建築材としての活用、全国でもいろいろな取組が展開されています。恵まれた森林資源活用のために、様々な分野の方の意見を聞いて庄原市に提案をしていきたいと考えています。

 

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