議員全員協議会
2014年6月2日(月)9:00~
本庁にて「議員全員協議会」が行われました。
協議事項は
1,木質バイオマス関連取得財産の活用
2,「道の駅たかの」トイレ棟増設工事及び下水処理工事について
3,個人番号制度の対応について
4,議会報告会について
以上の4点について、執行者からの説明および協議が行われました。
木質バイオマス関連の協議については、㈱ジュオンより取得したリフレッシュハウス東城(東城温泉)にある
「チップボイラー」を現在の乾燥チップ仕様からペレット仕様に改修して活用するという提案です。
現在使用されている灯油ボイラーと比較して
・年間180万円の燃料費削減
・年間455トンの二酸化炭素排出量削減
・市内林地残材、間伐材の有効活用
が見込まれるという事です。
問題は、現在の「乾燥チップ仕様」を「ペレット仕様」に変更するという点です。
・乾燥チップの安定供給のためには、乾燥施設の導入が必要(45,000千円)
↓
・ペレット仕様への転換(6,634千円)
今回取得したボイラーの耐用年数は15年であり、現在2年8カ月の稼働をしており、あと12年の稼働を前提に
様々な視点から試算、検討した結果が今回の提案であるという説明でした。
・庄原市が出資している「庄原さとやまペレット㈱」の経営安定に寄与
・木の駅プロジェクトで集められた木材の利活用
という視点での説明もありました。
残念だったのが、長期的な展望での試算、説明がなかった事です。
庄原市内には、東城温泉のようなボイラー施設を利用している施設が他にも多く点在しています。
それらの施設も長期的に考えた時、ペレットボイラーに転嫁してしていく計画、試算もあれば今回の提案を協議する上でも大きな判断材料になるはずです。
「庄原さとやまペレット㈱」は平成22年に正式に稼働し始めた会社です。
ペレットを燃料とする機器も、公共施設には導入されているものの、まだ一般家庭での利用は進んでいないと思います。
いわゆる需要と供給のバランスがとれていないのが現状です。
この度のチップボイラーをペレット仕様に変更する計画は、東城温泉にあるチップボイラーの利活用の視点であり、
庄原市「木質バイオマス活用プロジェクト」の視点から検討すれば、長期的な事業展開の説明も出来るのではないかと思います。
市議として事業評価する事も大切ですが、「まだまだ出来ることはある!!」と一緒になって考えていく事も重要だと思います。
おそらく今月中には、「木質バイオマス活用プロジェクト」の中の一つのプランの方向性が決定されると思います。
その方向性も含めて、プランの再構築をすすめる中で、木の駅プロジェクトやペレットの利活用を中長期的に検討して行くべきと考えます。
議会報告会の日程について決定していますが、それについてはまた別途ご報告いたします。