田森自治振興センター(議会報告会)
昨日、議会報告会初日 田森自治振興センターにお伺いしました。
今回の報告会の流れとしては、
1.超高速情報通信網整備に関する方針について(報告)
2.議会活性化(議会改革)の取組について(報告)
3.地域別テーマ(意見交換)
4.議会に対するもの(要望)
5.執行者に対するもの(要望)
6.その他
となっています。
地域別テーマは事前に、自治振興区から提議された内容を意見交換するという形になっています。
昨日は、26名の市民の方にお越し頂き様々なご意見を賜りました。
超高速情報通信網整備については
Q:起債の21億円の内容は?→A:合併特例債であり、国より75%が交付税に補填算入される。
Q:各戸どこまでを整備してくれるのか?→A:宅内の告知端末設置までを整備する。
Q:通話料が無料になると云うが、市外局番の違う東城町も対象になるのか?→A:市内全域統一したサービスの提供が前提となっている。
議会活性化の取組については
Q:政治倫理基準の具体的な取組の進捗状況は?→A:庄原市議会議員倫理条例はすでに制定されているが、その条例を活かしていくために、より深く具体的な規定を設けなければならない。現在進展はしていないが、早急に議論していくよう議会運営委員会に申し伝える。
そのほか、「議員の兼業禁止条例に抵触する人もいるのではないか?そういった事が積み重なって政治不信を招くのではないか?そういう意味でも早急に倫理基準の整備を」などの意見も頂きました。
私が思うに、現段階では地方自治法に照らし合わせば直接的に「議員の兼業禁止」に該当する本市議員はいません。
しかし、その基準が明確になっていないために誤解が生じているものと思います。そういう意味でも早急に整備すべきところはあると思います。
ただ、いずれの地域、団体も少子高齢化の中、リーダーとなる人材が少なくなってきている現状もあると思います。
議員になった後に、当て職的な役をするのは良くないと思いますが、その地域事情や団体の内部事情も充分に考慮しなければ本末転倒になりかねないと考えます。
地域別テーマでは
田森自治振興区では、「木の駅プロジェクト」について意見交換を行いました。
このプロジェクトの発祥の地でもあるので、多くのご意見を頂きました。
○振興区連合協議会全体で取り組んでいる事業である事。
○執行者の介入により事業が停滞し行政不信を招いている。
○議員も一緒になって執行者に強力に意見をして欲しい。
などの意見交換が行われました。
「東城木の駅プロジェクト」は、「山をきれいにしてまちが元気になる」という理念の基、森林を佳良な状態に整備し、間伐材・林地残材を地域の発展と地球の環境のために有効に活用する事を目的としています。
森林の整備と商店街の活性化が一体となって取り組むという事で、試行ではありますが東城地域をモデルに調査、研究、実施が行われます。
その他、
○地域生活交通についての提案
○道州制について
○ジュオン問題の責任の明確化
など、多くの意見交換を行いました。田森地域の皆様の行政に対する関心の高さ、この地で生きていくという住民の方の強い熱意を感じさせて頂いた報告会でした。
1期2年目の議員である私にとっては、市民の方の意見は最高の薬になります。「××の常識は、○○の非常識」という言葉がありますが、その××にならないようにしなければと再認識させて頂いた報告会でした。