2015年12月30日

年末を迎え、なかなかブログを更新出来ず報告出来ていなかった事を大変申し訳なく思っています。
2015年の後半を振り返って、ダイジェスト版にはなりますが書いてみようと思います。

【2015年9月16日(水)】 ■平成27年第4回庄原市議会定例会における一般質問
9月定例会において、市長に対し次の項目について質問を行いました。

1.定住対策及びそれらに関連する振興策について
1)現在、本市が展開している定住対策について、その成果と課題を伺う。
2)本市の定住施策を展開するに当たり、庄原の魅力をどのようにPRしているのか伺う。
3)本市の人口減少対策と商工業振興、農林業振興を連携して進めることは、本市の将来にとって重要な課題であると認識している。定住施策の展開に当たり、どのような連携を図っているのか伺う
4)人口減少が進む中で、市民が現在の商業サービス水準を享受し、さらに商業者が持続的に経営することを考えると、本市の10年後の人口をどのように考えるのか伺う。

2.スポーツ施設を活用したまちづくりについて
1)本市のスポーツ施設を利用する市外からの交流人口の実態をどのように把握し、それを本市の活性化にどのように活かしているのか、現状を伺う。
2)全国のいくつかの自治体では、スポーツ交流による交流人口獲得のために、さまざまな施策を展開している。本市も、この分野における施策を検討すべきと思うが、考えを伺う。
3)この度、所管課を変更する道後山高原クロカンパーク、道後山高原合宿センター及びふるさとセンター田総について、今後、どのように施設活用を行おうとしているのか伺う。
4)本市にあるスポーツ施設の老朽化対策、またグラウンド維持のための管理方法について、今後どのような方向性のもとで行おうとしているのか考えを伺う。

まず、定住対策についての質問についての私の思いは・・・
近年、全国の自治体でIターン、Uターンなどの定住施策が展開されている。東京の有楽町にある「ふるさと回帰支援センター」では田園回帰志向の多くの若い世代が定住先を求めて訪れている実態があります。「ふるさと回帰支援センター」には全国800を超える自治体がパンフレットを置いたり、フェアを開催するなどして定住者獲得に向け活動している。その多くの自治体の中から、「庄原市」をその対象に選ばれるための本市の魅力をどの様にPRしているのかという事について市長の考えを聞きました。また、定住施策を展開するにあたり、商工業を所管する「商工観光課」、または農業を所管する「農業振興課」や林業を所管する「林業振興課」などとどの様な横の連携を図っているのか。定住対策を効果的に展開している自治体では、新規創業支援や、新規農林業従事者に対する施策を同時に定住希望者に情報提供する事によって、定住後の生活に関してのフォローをしっかりと行っています。本市の行政構造は縦割りになっているのでは無いかという思いで質問を行いました。4番目の小項目の質問については、日本全国で人口減少が叫ばれる中、本市の商工業においても後継者不足、労働者不足による事業継承が困難な状況にあります。定住対策を展開するにあたり、10年後の人口目標をどの様に考え、どの様なまちづくりを推進しようとしているのか市長の考えを聞きました。市は、まだ不確定ながらもいわゆるコンパクトシティー(集住化)計画を検討しています。これは、夏に行われた市政懇談会の説明資料にも書かれています。であるならば、より早急に市民に対してその方向性を示す事が、今後の生活、公共インフラを構築するにあたり重要であると思います。
続いて、スポーツ施設を活用したまちづくりについては・・・
本市には、「庄原上野総合運動公園」「東城中央運動公園」「道後山高原クロカンパーク」を始めとするスポーツ施設が多くあります。本市への流入、交流人口を増やす事で本市における経済効果を向上させるツールとして、これらの施設を有効活用することはとても効果的であると思います。広島県内においても、これだけの施設がある自治体は他にはないと思います。沿岸部では、グラウンドの確保も難しい状況の中、本市の施設を利用して大会運営を行っているスポーツ団体もあります。現在もその施設を管理する指定管理者が鋭意努力しその運営にあたっていますが、それぞれが個別に行うより、一体的に運営が行う事ができれば更に効果があがるものと考えます。市民のスポーツへの関心、参加の重要性は、この10月に設置された「スポーツ庁」の政策にもハッキリとうたわれています。またスポーツ施設の有効活用は本市が抱える課題を複合的に対応、解決できるものと思います。あらゆる視点から今後のスポーツ施設の活用を検討されたいとの思いで質問しました。

【2015年10月22日~23日】 ■産業建設常任委員会行政視察
産業建設常任委員会の行政視察のため、次のところへ行きました。
●山梨県北杜市 NPOえがおをつなげて
●茨城県つくば市 ㈲ワールドファーム

「NPOえがおをつなげて」は、代表者である曽根原久司氏が東京から北杜市に移住して、都市と地方を結ぶ社会モデルの形成を実践している団体です。農林水産業、教育、医療福祉、地域産業、環境、文化をまちづくりや、人づくりの観点から社会機能として働くように仕組みを作り運営をされています。
「NPOえがおをつなげて」の詳細についてはこちらを参照下さい。http://www.npo-egao.net/

曽根原氏はとても魅力的な方で、既存概念では不可能な事を、あらゆる手法を使い実現するというパワーをお持ちの方でした。
曽根原氏は、広島県の「里山ウェーブアドバイザー」にも任命されています。
また、「庄原市のたから」についても次の様に話されていました。
「庄原の田舎は宝の山」農業を活用し、120億円の産業を創出可能である。
120億円産業が創出されれば、同時に1200人の雇用創出が可能である。
その120億円の内訳は
・農商工連携事業で50億円
・農村観光事業で20億円
・森林資源利用事業で20億円
・自然エネルギー事業で20億円
・教育、ITサービス、福祉などの産業で10億円
また、曽根原氏は次の事についても話されました。
・庄原市の農業生産額146億円は主に生産である。そこに付加価値を付ければプラス50億円が可能になる。

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えがおをつなげての合い言葉「開墾!モリモリ!」ポーズを決める産業建設常任委員会

 

「㈲ワールドファーム」は、本市が2015年5月に農業振興を図る事を目的とし、協定締結した企業です。今回はそこの本社及び本社業務について視察に行ってきました。
現地では、本社および農場を視察しました。そこには、20代の若者20名が勤務しており、農業を一つの産業として生産、収穫、加工、販売までを行っていました。残業は無し、土日は休み、大学卒業者の初任給は、トヨタ自動車より1万円高いとの事でした。
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いずれの視察についても、本市が見習うべき点が多くあり、今後はそれを市長に対し提案をしていきたいと思います。
なお、今回の行政視察についての報告書を掲載します。
所管事務調査報告書(様式)山梨県北斗市

所管事務調査報告書(様式)茨城県つくば市

 

【2015年11月4日~6日】 ■政務活動 会派清政会研修視察
会派清政会8名で、次のところに研修に行ってきました。
●北海道芦別市  ※・スポーツ振興と地域活性化について・合宿誘致と地域活性化について
●北海道下川町  ※・森林資源活用について・下川フォレストファミリー視察
●北海道札幌市・夕張市 ※・夕張市における集約型都市構造について(北海道大学都市地域デザイン研究室)・夕張市真谷地区集約型住宅視察

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今回の視察は北海道現地での全行程をレンタカーで移動したのですが、ギリギリ雪の降る直前という事もあり、順調に日程をこなす事ができました。
移動、研修、視察と日程を詰めすぎていた事もあり、運転に少々疲れましたがいずれの研修先も素晴らしい取り組みをされており、大変有意義な研修を行う事ができました。
北海道研修視察の報告書は次の通りです。
平成27年11月4日芦別市調査報告書(政野)
平成27年11月5日下川町調査報告書(政野)
平成27年11月6日夕張市調査報告書(政野)

【2015年11月9日~10日】 ■政務活動 中山間地域の諸課題解決セミナー

隣町、神石高原町において開催されたセミナーに参加しました。鳥取県日南町の町職員、また島根県海士町の町職員、神石高原町で活動している地域おこし協力隊、NGOピースウィンズジャパン代表の大西健丞氏らの講演を聞きました。いずれの方の活動地域も、著しく人口減少が加速していますが、大胆な発想と知恵と努力によって事業を展開している事例を聞かせて頂き、そのパワーに圧倒された2日間でした。

中山間地域の諸課題解決セミナーの報告書は次の通りです。

平成27年11月9日神石高原町調査報告書(政野)

 

【2015年12月3日~22日】 ■平成27年第5回庄原市議会定例会
いわゆる12月定例会が開催されました。この度の議会の議案および審議結果については次の通りです。
H27年第5回庄原市議会定例会議決結果一覧

今回の特徴的な議案は、

●発議第15号「特別委員会の設置について」[第2期庄原市長期総合計画調査特別委員会]

●議案第132号「庄原市行政組織条例の一部を改正する条例」

にあったと思います。

発議第15号については、本年度の議決案件として上程をされる予定の「第2期庄原市長期総合計画」に関する調査を行うための特別委員会が設置されました。委員長に谷口隆明議員、私、政野ふとしが副委員長を務める事になりました。現在12月末までに5回の委員会が開催され、所管である企画課からの説明および質疑を行っています。年明けからも引き続き特別委員会が開催されますので、都度報告を行ってまいりたいと思います。

議案第132号については、平成28年度より部長制度にて行政内部体制を変更するという物です。これは、庄原市への合併当時にとられていた部長制度の復活とも見えますが、私は、復活というよりは新しく改変されるものと理解しています。この議案に対して次の様な賛成討論を行いました。

「私が所属する清政会では、会派要望において「組織の効率的な運営のための、部長制度の復活」について提案を行ってきたところです。 また、私自身もこれまでの一般質問において、各課の横のつながりをもって施策を展開するよう提案を行ってきました。一般交付税も段階的に縮減される中、地方自治体はより効率的に効果的に行政運営を行わなければなりません。この度の部長制度の復活は、現在各課が展開している施策が横に結びつく事で、本市が抱える様々な課題を複合的に解決できる手法の一つとして有効であると私は思っています。例えば、複数の分野にまたがる「6次化産業の推進」施策については、本市の重要課題の一つとしてあります。しかしながら、その展開は今ひとつ活発な状況に無いと思います。その要因の一つとして、現在の組織体制にも問題があるのでは無いかと私は感じています。今回の組織体制の改正により、現在各課にまたがる課題を総合的に関与する部署が出来る事により、本市の産業の活性化に多いに期待できるものと思っております。」

 

【2015年11月29日】 ■我が家に光ファイバー導入および告知端末放送設置

本年度より、本市に順次設置される「光ファイバー」が我が家にもやってきました。

DSCF4358差し込み口が上なのが少し不便です。あと設置に来た業者さんが、横向きに設置をすると言われましたが、私の要望により縦に設置しました。

 

今後の利活用、加入者数などまだまだ課題が山積みですが、平成30年度末までには庄原市全域に光ファイバーが設置される予定です。

加入申込み後、NTTから電話にてヒアリングが行われていますが、その内容が難しく、申込みはしたがキャンセルをしたという人が続出しているのでは無いかと想像します。告知端末にいたっては、本来全世帯に設置されなければ100%の効果をもたらすことは出来ません。この事業について今後も注視していきたいと思います。

 

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