広島クラブ

所属している政策研究会「広島クラブ」の勉強会に参加してきました。
今回の勉強会は、「地方が元気にある勉強会」と題して、18歳からの選挙権付与や若い世代の政治参加について、
NPO法人ドットジェイピーの皆さんとワークショップ形式で行われました。
NPO法人ドットジェイピーとは、こちらのホームページをご覧いただければわかりやすいと思います。

若者と政治を結ぶ NPO法人ドットジェイピー

簡単に言うと、若者の政治参加を目的として全国の大学生が中心となって活動している団体です。

このたびの勉強会には、広島県内の市議会議員や現職町長、元議員など24名と、広島修道大学、安田女子大学、広島女学院大学、比治山大学、国学院大学、近畿大学、広島工業大学、広島大学の学生(18歳~21歳)25名、合計49名の参加者で行われました。
課題、「若者投票率について」「少子高齢化について」「観光について」「まちづくりについて」「農業について」の5つのグループに分かれてワークショップを行いました。
私は「少子高齢化について」のグループに参加しました。
少子高齢化という言葉で何を想像できるのか・・・・
「将来、現役世代が高齢者を支える率が高くなる」と学生から意見がありました。
確かにその通りではあります。これは近未来的には変えられない事実です。
しかし、私はあえて次のような意見をしてみました。
「現状の福祉環境や、民生費を同じ様に負担をするという前提ではその様な意見になると思うが、将来、高齢者を支えないという道もあるのではないか」
この真意は、高齢者を支えるという視点を少し変えてもらいたかったからです。
私は、基本はやはり、「子が親を支える」という事だと考えています。もちろんその状況が作れない場合に、「社会が支える」になると思います。順位はやはり、まずは自分の身内からという気持ちを持つべきだと考えて欲しかったのです。
地域愛とか家族愛という言葉を最近よく耳にします。
ひと昔前は、あえてその様な言葉を発する事はありませんでしたが、少子高齢化の解決策がそこにあるのではないかと感じています。
他に、「待機児童問題や、収入の不安を考えると、子供を産むという事に素直になれない」という意見もありました。
確かに現代社会で大きく取り沙汰されている喫緊の課題です。これは、半分はマスコミ報道などにより、一極的な理解のもとでの発想ではないかと思います。待機児童問題については、まず若者の都市部流出、東京一極集中が原因で起こっている現象であり、原因がわかっている以上、解決策は必ずあります。また収入面についての不安も、出生率との関係を見ると、正規雇用と非正規雇用で大きく差がでています。収入について都市部と過疎地域で比較するとその差は明らかです。しかし、だからと言って過疎地の出生率が著しく低いとか、逆に特殊出生率は過疎地域の方が上という結果あります。
もちろん、私の意見も極性があるとは思いますが・・・・

そのほかこんな意見も出ました。
「欧州の一部の国では、少子化対策で非嫡出子に関する法が整備され、社会的にも認知されている。日本もそういう事も検討すべきではないか。」
「義務教育段階から、子育て体験を取り入れて、結婚や子育てや家族のイメージ教育をしてはどうか」

その他のグループでは
農業について・・・義務教育で農業の魅力を・大学生のインターンシップ制度の導入(単位がもらえる)
観光について・・・効果的な情報発信を・広島のお好み焼きは高すぎる。
若者投票率について・・・①主権者教育の充実②投票方法の改善③議員と触れる機会を増やす④学生同士で声掛けを
まちづくりについて・・・今あるものを磨いていく。広島が東京を目指しても無理

という意見発表がありました。

平成26年の衆議院選挙における20代の投票率は32%、30代が42%、40代が49%・・・・20代が10%向上すれば、世の中大きく変わるかも知れません。

今回の勉強会に参加して、若い世代も一生懸命に国の将来について、政治参加をしようとしているという事を感じました。
現代の取捨選択をしっかりと私たちが行い、様々な不安を取り除き、そして次世代に繋いでいかなければいけません。

最後に、今日の勉強会を企画、準備をされた広島クラブの大田ゆうすけ会長をはじめとする役員の皆さん、佐藤一直広島県議会議員、そしてNPO法人ドットジェイピーの学生の皆様方には大変にお世話になりました。心から感謝申し上げます。

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