平成28年最後の一般質問

本定例会一般質問アンカーとして登壇しました。
いずれの質問に対しても、執行者からの前向きな答弁であったと思います。
しかし、昔から「検討」という言葉・・・・それはしないという事 っと言われています。
でも、議員の提案に対し、最近の執行者の答弁を聞いていると「出来ない事は出来ない。」「現在その様な考えはない」と結構ハッキリと答弁されていますので、最近の「検討」という言葉には期待してみたいと思います。
ただ、中学校のクラブ活動の充実については、まだまだ他にもたくさん言いたい事はあったのです。
今回は、まずは教育委員会に実態調査を行ってもらいたいという事に絞ったので、それはなんとか伝わったのですが、少々消化不良っていう感じです。しかも、最初の私の質問「中学校のクラブ活動についての認識」を問うと、教育長の答弁は、ほぼ文部科学省の中学校学習指導要領の文章コピーの様な答弁で少々ガッカリしました。私としては、庄原市教育委員会の独自の考え方、もしくは教育長の考え方を聞きたかったですね。
一般質問の様子は「庄原市議会ホームページ」→「議会中継」よりご覧いただけます。今議会から、youtubeの放送に変わったので、期限なしでご覧いただけるようになりました。

さて、本日の本会議終了後、「予算決算常任委員会」が開催されました。10名の議員の連名で、「子ども未来広場整備事業」に対する修正予算案が提出されました。その内容は、「子ども未来広場整備事業」の基本設計委託料約3600万円すべてを減額し、白紙に戻すというものでした。その審議、討論(賛成・反対)、採決が行われました。
結果は、予算決算常任委員会(議長を除く18名で構成、採決は委員長を除く17名にて)において、10人対7人で修正案が可決されました。原案に賛成討論には、私を含め5名の議員が討論を行いました。原案反対討論には、提案者を除く8人の議員が討論を行いました。

議員それぞれの立場や考え方があるのは議員である以上、お互いが納得できない事もあるとは思いますが、賛成意見も、反対意見も言わずに採決だけに参加する議員もいますが、執行者提案に対して、明確な意見を言わずに反対するという行為は、それこそ議会基本条例に反するのではないかと感じます。
今回の原案反対の意見は、「放課後児童クラブの設計にあたり、子どもの安全の担保がない」「事前計画性がなく、唐突すぎる」「市民の声を聞いていない」「7つの各旧町に整備すべき」など
原案反対討論の中にも、「小児医療は必要」という意見も多数あり、白紙撤回案である修正案に賛成なのかどうかわからない内容もあったように感じました。

賛成の意見は、「本市が取り組んでいる子育て支援・産科医療・小児医療の確保のため」「反対議員の意見は、行政内部のルール違反であり、市民に十分な理解を得られるだけの意見がない」など。

今回の整備事業は、通常の箱物とは違い、多くの子育て世代が必要であると望んでいる施設であり、それが何を意味しているかと言えば、未来への投資であると私は考えています。確かに市民の税金を活用しますが、その将来負担を若い世代が担うという事になります。これまでのほとんどの膨張し続ける社会保障費は、若い世代には直接利益もない借金となっているのが実態です。

日経新聞社が調査した、「社会保障費の改革するなら何が最優先か」に関する世論アンケート調査(各世代)でも、「子育て支援・少子化対策」にシフトすべきとの意見が一番多く寄せられています。

まだ諦めるわけにはいきません。小児医療、病児病後児保育施設については絶対に整備しなければなりません。
また新たな提案を模索していきたいと思います。

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