小中学校適正規模および適正配置 教育委員会議採択

昨日13時30分より「庄原市教育委員会議」が開催されました。
その会議の傍聴に行きました。傍聴者は1人だけでした。
この日協議された内容の注目される点は、昨年議会にも説明があった「庄原市小中学校適正規模および適正配置基本計画案」の「案」がとれる最終の採決が行われました。結果は教育委員全員賛成で計画が採択されました。
会議の中では教育委員より
「適正配置にいたる要因の一つである、新学習指導要領について保護者や市民に対して丁寧な説明が必要」
「保護者の感情を一番に考えて進めてほしい」
「通学時間の有効活用も検討してはどうか」
「これまで学校を通じて伝えられてきた地域の文化等の継承については」
「教育委員会は成績向上も要因の一つである言われている。再編後、その結果がでるように取り組んでほしい」
「地域の衰退への懸念をどのように払拭するのか」
「議員にもしっかりと現状を見てもらってはどうか」

などの意見が出され、それに対して教員会事務局がその対応について答弁をされました。
気になった答弁としては、
「保護者に対して優先的な説明を行う」
「時間的な問題もあり、まずは市PTA連合会の代表者らに説明を行う」
保護者に対して優先的にされる事は大切であると思いますが、問題はその内容です。教育委員の意見にもあったように「新学習指導要領」についてわかりやすく、丁寧にしっかりと説明を行う事が重要です。もちろんそれは市民に対しても説明が必要です。
なぜなら、新しい「新学習指導要領」には地域との関係についてが大きなポイントになっているからです。
そこで気になるのが、時間的な問題です。時間的にを気にすると丁寧さに欠ける事になりかねないからです。

もう1つ私が個人的に気になっている事があります。
それは、受け入れる学校側のことです。この事については、議員全員協議会の中でも質問をしました。
私は、自分の子どもが東城小学校在学時、東城中学校在学時に再配置がありました。
今回の基本計画に「期待される効果」として記載されている地域との関係であるとか、保護者の関係ですが、これまでの学校再配置では決して期待される効果と言える内容は薄いと感じています。いまだに模索中であるというのが事実です。
そういう課題をどの様に認識をしているのか、そしてどの様に解決しようとしているのか場所を変えて問うていきたいと思います。

小学校においては平成32年度、中学校においては平成33年度から全面実施される「新学習指導要領」をしっかりと熟知できるよう教育委員会の説明に期待したいと思います。
もちろん必要に応じて議員もしっかりと関与すべきです。
賛成反対ではなく、市民から付託を受けた議員の責務として。

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