修正案否決

庄原市議会議員2期目、今期最後の定例会が終わりました。
今日は、新聞でも報道されていた通り、令和3年度庄原市一般会計予算の採決が行われました。

先日の、予算決算常任委員会において、市長と距離を置く議員から修正案が提出され、
予算決算常任委員会では、17人で投票が行われ、9人対8人でその修正案が可決されました。

しかし、今日の本会議では18人で投票が行われ、修正案に賛成していた1人の議員が投票を棄権して、9人対8人で
修正案は否決され、原案が可決されました。

私は、もともと原案の賛成者で、ホッと胸をなでおろしました。

報道でもご存じとは思いますが、今回の修正案は
・比婆いざなみ街道物語推進事業
・比婆牛発信プロジェクト
この2点の予算および事業の中止を求めるものでした。

いずれの事業も、まだ最終決断を下す時期にきておらず、庄原市のにぎわいと活力を創出するために必要な事業であると考えています。
今ここで、事業の中止をすることは、庄原市民にとって大きな損失になると私は訴えました。

先日も書きましたが、今回、この事業中止を訴えた8人の議員の中には、これまでそれほどこの事業について議論をされたという覚えが無い人もいたと思います。
となると、どうしても 他の思惑があったのではないかと私は考えてしまいます。そこはあくまで私の推測ですが・・・

私は、その中の何人かの議員と話をしましたが、事業自体に対する反対意見・思いはそれほど語られませんでした。

本日、教育長の再任の議案も上程されていましたが、教育長の一身上の都合により辞職される事となり、議案の取り下げがされました。
牧原教育長には、平成26年に就任されて以来、庄原市の教育行政に多大な貢献を頂きました。
少子化が進む中、本市の子どもたちの教育環境をどの様に整えていくかという視点で、学校適正配置検討委員会をとりまとめ、
平成30年1月に「庄原市立学校適正規模・適正配置基本計画」を策定されました。

この計画は、子供たちの教育を一番に考え策定されたものであるものの、適正配置対象校の地域住民や議員との軋轢も生じました。
しかし、牧原教育長は、一貫して「子供たちの教育環境を整える」と言い続けられました。まさに教育者としての信念を貫かれました。
その計画のもとで今年度、口北小学校・川北小学校・美古登小学校・八幡小学校の4校の小学校が再配置されます。
それらはもちろん、地元との協議が整ったからこそ実現されるものです。

学校を残すのか、それとも廃止するのか。日本全体で人口減少が進む中、避けては通れない課題です。
そこをあえて計画に取り組まれた事に関しては、私は心より敬意を表します。

あとは、その計画を実施するのかしないのかは、やはり、地域住民はもちろん、市民全体で検討していくべきであると私は思います。
統合される学校だけの問題ではありません。

教育は、学校教育だけではありません。社会教育、家庭教育すべてが同じ方向に進んでこそ、教育であると思います。

令和2年に庄原市で出生した子供
・庄原地域 114人
・西城地域  6人
・東城地域 30人
・口和地域  6人
・高野地域  8人
・比和地域  3人
・総領地域 10人

現実はここにあります。地域も守らなければいけない。子どもたちの教育の機会も守らなければいけない。
まさに。庄原市民全体の問題です。

その答えは、やはり「対話」からしか生まれません。教育委員会とだけ対話をするのではなく、市長部局、または地域、あるいは地域を超えて
「対話」の場を設けていくべきでは無いかと思います。私は1議員として、そういう場所づくりを提案していきたいと思います。

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