議員全員協議会、予算決算常任委員会、議会運営委員会
皆さまこんにちは。
本日、議員全員協議会、予算決算常任委員会、予算決算企画建設分科会、議会運営委員会が開催されました。
現在議員2名が新型コロナウィルスに感染し欠席、その他の理由により1人欠席。17名で開催されました。
議員全員協議会では・・・
㈱サンヒルズ庄原、福山リサイクル発電㈱、道後山観光㈱、西城町産業振興開発㈱、㈱帝釈峡遊覧船の5社の第3セクター(市出資率50%未満)の経営状況についての報告がありました。
㈱サンヒルズ庄原は、主にはラ・フォーレ庄原の指定管理者として運営している会社ですが、今回の報告は平成3年度の決算に基づく報告でした。市の出資比率は令和3年度末で9.6%(465万円)となっています。前期(2021年3月末)と比較して大幅に売り上げは減少しているものの、国の補助金などの雑収入により、当期(2022年3月末)純利益は13,450,672円となっています。この4月からは指定管理による、ラ・フォーレ庄原の運営をされており、今期の状況がとても気になるところです。庄原宿泊助成と新型コロナウィルスの感染動向が大きく影響するものと思われます。
福山リサイクル発電㈱は、もともと東城町のごみ処理のRDF燃料に関する報告です。市の出資比率は0.5%(800万円)となっています。この会社は、JFEエンジニアリング、広島県、福山市、廿日市市、府中市、大竹市、庄原市、世羅町、神石高原町、尾道市、三原市、㈶広島県環境保全公社で構成されています。令和元年から5年間の契約更新を行っていることから、来年度末までとなっています。ご存じの通り、本年5月からは庄原市のごみ焼却は新焼却場の一カ所となり、燃料のRDF化は行っていませんので、今後のRDF処理にともなう収益は発生しない事からも、次の契約更新はしない方向で準備していると聞いています。平成12年に開始された本事業も20年以上が経過し、再生エネルギーの状況も変わってきている事からも、近年契約更新をしない自治体も出てきていた状況です。
道後山観光㈱は、道後山スキー場の管理運営事業です。市の出資比率は3.1%(100万円)。近年のスキー人口の減少に、新型コロナウィルス感染拡大による影響、さらに異常気象による降雪量の不足によって厳しい状況が続いています。令和3年度の売上は9,733,545円となっています。ちなみに令和2年度の売上は72,600円。降雪状況によってこれほどの差があります。異常気象による影響であるならば、その異常気象を引き起こしている原因がオゾン層の破壊によるならば、これは人が起こした災害に値する。という言葉も出ている状況です。
西城町産業振興開発㈱は、商業集積スペースと住民コミュニティスペースを一体化した複合施設の管理運営です。市の出資比率は46%(4,500万円)となっています。いわゆるウィル西城の施設管理運営業務ですが、平成7年に旧西城町時代に西城町の産業振興のために設立された施設と会社です。令和8年まで高額の借入金の返済があるなど、設置から25年以上を経過した現在、施設運営抜本的な変革が必要なのではないかと感じます。
㈱帝釈峡遊覧船は、帝釈峡での遊覧船の経営、ソーメン流しなどの観光事業運営をする会社です。市の出資比率は1.1%(100万円)です。新たな観光事業を展開するなど努力はされているものの、観光事業は新型コロナウィルスの影響をもろに受けており、今後の国、県、市の観光施策に大きく依存する事になると思われます。
観光事業を展開する上記3社に関わらず、新型コロナウィルス感染症による影響を受ける観光産業は多くあり、すでに3年間そのあおりを受けている状況です。単市でも支援はもちろんですが、やはり国、県の支援をしっかりと求めていく事も政治の仕事です。来年帝釈峡名勝指定100年、比婆道後帝釈峡国定公園指定60年の記念の年、絶好のチャンスととらえ、市内観光産業が連携できる施策展開をしっかりと求めていきたいと考えています。
予算決算常任委員会および、分科会では、9月定例会の大きな柱の一つである令和3年度決算の認定に関する審査の方法についてなどを協議しました。
議会運営委員会においては、9月定例会における新型コロナウィルス感染拡大防止対策について、市民と語る会について協議を行いました。
感染拡大防止については、マスクの着用、マイク等の消毒、演台の使用はしない、質問は質問席にて行う、市長答弁も自席で行う、各議員一般質問は大項目小項目合わせて3点までという事を確認しました。
一般質問の協議では、感染拡大が進んでいる状況下では、これまでも特例として通常の質問持ち時間30分を15分にするとしていましたが、今回は通常の30分にすることになりました。ただし、執行者の負担軽減のため、質問項目の数を先述したとおり3点にすることで確認しました。
私の個人的な考えではありますが、9月定例会の一般質問は来年度の予算編成にとりかかる直前の時期であり、議員にとっても大変意味深いものであると思っています。
先の本会議一般質問を15分に設定したのは、感染拡大対策が手探り状態の未知の状況下で決められた事、また一番は執行者の負担軽減についてでした。感染拡大対策について、15分と30分にすることによる防止については、根拠に乏しいと私は思っています。執行者の負担軽減については、15分設定の時と同じ、3点までとすることで負担軽減は可能であると判断しました。
通告外の追加質問の準備についての不安の声もありましたが、一般質問通告をするにあたっては、もともと議員と執行者との十分なヒアリングが重要であると思っています。
十分なヒアリングが行われれば、それほど大きな負担につながる事はないと考えています。
もっとも、執行者を質すのではなく正すという思いの議員には、議場での論戦を求める議員もいます。質す場合も、正す場合でもしっかりとヒアリングはすべきと私は考えています。
というわけで、30分にすべきという意見が多数出た事から通常通り30分になりました。ただし、より一層感染症対策に努める事を確認しました。
市民と語る会については次の通り担当が決定しました。
第1班 振興区: 庄原・敷信・八鉾・田森・新坂・総領
担 当: 赤木・徳永・藤木・國利・松本
第2班 振興区: 高・東・西城・東城・口和
担 当: 谷口・林・宇江田・政野・藤原
第3班 振興区: 本村・山内・小奴可・帝釈・上高
担 当: 福山・堀井・五島・前田・近藤
第4班 振興区: 峰田・北・八幡・久代・比和
担 当: 桂藤・横路・坂本・吉川・坪田
私は第2班となりました。
議員となって10年目で初めて 高自治振興区に伺います。
まだ、伺った事のない振興区もありますが、こればかりはくじ引きで決められる担当ですのでご容赦頂きたいと思います。