庄原市まちづくりプランナー・モニター事業(まちづくりプラモニ)

蒸し暑い夜が続いてましたが、ここ2日間は朝が肌寒くなりましたね。
盆休みの移動のせいか、新型コロナウィルス感染症の第7波はさらに感染拡大が広がっています。
今回は、身近な人にも感染者が多くでており、その広がりのすごさを実感します。

私は、この8月は監査委員という事で、令和3年度決算について審査する日々を過ごしていました。
令和3年度決算認定については、9月定例会で議案上程され、各分科会でその審査を行う事になります。

さて、皆様は「庄原市プランナー・モニター」という制度をご存じでしょうか。
通称「プラモニ」と言われています。
平成25年ごろからだったと記憶していますが、プラモニに登録する事によってインターネットを利用して、まちづくりの事業提案や市の事業評価ができものです。
プラモニが始まって約10年間、現在の登録者数は116名(令和4年8月現在)。
皆さんは多いと思いますかこの数字。私はかなり少ないと感じています。
このプラモニ事業は、実は大変大きな役割を持っています。
市の新たな計画づくりや、現在実施されている事業について市民の皆さんの意見を伺う制度です。
新たな計画策定や事業評価の際、市民の意見は聞いたのか??という時、執行者はこのプラモニを利用して市民の意見を聞いている。
っと一つのエビデンス(根拠)として使っているのです。
しかしその実態は登録者数は116人。そして、様々な質問に対しての回答数はわずか3件から8件程度。
その回答を、プラモニの効果として事業実施の一つの根拠としています。
少なくても、市民の方の貴重なご意見という事には間違いはありませんが、行政としてはもっと多様な意見を集める事も進めて頂きたいです。

庄原市プランナー・モニター事業についてのホームページはこちら
庄原市まちづくりプランナー・モニター事業(まちづくりプラモニ)

こちらに、これまで実施されたアンケートなどの集計も掲載されています。

市の事業実施にあたり、議員は一般質問や各委員会あるいは議員活動によって様々な意見、提案を行います。
しかし何より優先されるのは市民の意見です。これは当然の事です。
その市民の意見と言われる一つの根拠として使われているのがこのプラモニです。

ではこのプラモニ。なぜ登録者数が増えないのか。
・登録者数拡大の取組が弱い。
先日も成人式の際に登録を促す広告を配布した様ですが、丁寧な説明までは行われていません。
・登録がややこしい。
このシステムは、広島県・市町共同利用型電子申請システムを利用していて、その利用方法、登録がメンドクサイ。おそらく登録時点でメンドクサイやめたって人も多いと思います。

しかし、こういう制度は絶対に必要だと思っています。
国においては「デジタル田園都市国家構想」も急速に進められています。
その中、市民と行政をつなぐツールは必要不可欠です。

庄原市も新たにラインを活用事業も進められています。
プラモニ事業の新たな展開を提案していこうと考えています。
そしてより多くの市民の意見を参考にして行政運営の実施をされる事を望みます。

【今日の雑学】
「玉手箱を開けた浦島太郎は、その後どうなったのか?」
浦島太郎のお話では、竜宮城から陸に戻ってくると、知っている人はみんな亡くなってしまっていて、悲しくて、玉手箱を開けてしまった。すると、紫の煙が立ち上がり、浦島太郎はみるみるおじいさんになってしまった、というところで「おしまい」。そう思っているかも知れないが、実はそうではない。もともとの話がのっている「御伽草子」(室町時代)によると、それから浦島太郎は、鶴になって仙人の住む蓬莱山に飛んでいき、その後、丹波の浦島に神様となってあらわれ、人々を救う。乙姫様も亀となって浦島にあらわれ、2人は夫婦の神様になって、めでたしめでたし、となるのである。

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